立花真由美×株式会社エナジー×再生可能エネルギー(中編)

ハワイ州が抱えるエネルギー問題

ハワイアンセレクトショップ「ALOHA」を運営する株式会社エナジーです。

昨日から、2045年までに再生可能エネルギーによって消費電力の100%をまかなうという目標を掲げているハワイ州の取り組みについて紹介しています。

今日は再生可能エネルギーについてより詳細に紹介し、ハワイ州の現状と課題についてお話しします。

1. 再生可能エネルギーの具体例

再生可能エネルギーにはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは先ほども述べた太陽光発電があります。
他には風力発電水力発電、波力発電、地熱発電などがあります。

こうして発電方法を並べてみるとお気づきの方もいるかもしれませんが、再生可能エネルギーとは主に自然エネルギーを利用した発電方法がほとんどです。

風力発電は、海沿いや丘の上などの風が安定して吹いている地域に適した発電方法です。
水力発電は、滝をはじめとして高低差がある土地を水が移動している地域に適しています。
波力発電も、海沿いが適していますが、特に安定的に波が発生している地域に適しています。
地熱発電は、火山の近くなど地中の熱エネルギーを活用しやすい地域で活発に行われています。

2. ハワイ州の現状

先ほど紹介したようにハワイ州再生可能エネルギーの割合を100%にするという目標を掲げていますが、現状はどのようになっているのでしょうか。

2013年のデータでは、全1707.8MWhのうち18.0%が再生可能エネルギーでした。
残りの約8割が石炭や石油による火力発電です。
火力発電が総発電量の8割を占めていることは、二酸化炭素が発生すること以外にも以下のような問題があります。

 ・ハワイ州の生活や経済が石油の輸入価格によって大きく変動すること
 ・電気料金が非常に高いこと

これらの問題を解決するために有効なのが再生可能エネルギーです。

3. ハワイ州が抱える課題と対策

現状と問題がわかり、解決するためには再生可能エネルギーの発電量を増やすべきということもわかっていますが、その手段を活用するためにはさらに課題があります。

それは電力系統(グリッド)が小規模で独立しているために、天候に左右され再生可能エネルギーの供給が不安定になりその影響を大きく受けることです。
この課題はハワイ州に限った話ではなく、日本の離島でも同じ課題に直面しています。現在、世界中で電力系統(グリッド)を安定化させる研究やプロジェクトが進められています。
日本でも国家予算を充て、スマートグリッド実証実験としてNEDO新エネルギー・産業技術総合開発機構)が中心となり進めています。

ハワイ州では電気自動車を活用して供給安定化を図っています。
明日は電気自動車をどのように活用しているかの詳細を紹介します。

3月1日オープン
ハワイアンセレクトショップ「ALOHA」
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株式会社エナジー 代表 立花真由美
【所在地】
大阪府大阪市北区大淀南2丁目2−43
【事業内容】
ハワイアンセレクトショップ「ALOHA」の運営、輸入品販売
【ホームページ】
https://co-energy2018.com/
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